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Artist's commentary
提督西へ
「? 提督、入道雲がそんなに珍しいのですか?」 提督は苦笑いした。そうではない、あの雲の向こう、これから向かうまだ誰も行ったことのない海に想いを馳せていたのだ。無論今作戦も激しい戦いが予想されている。辛いことも苦しいことも起きるだろう。だが今このときだけは、提督は胸の高鳴りをただ、楽しんでいた。 ■カレー洋の艦隊集結地点に向かう駆逐艦電。この後先行した水雷戦隊と合流、第十一号作戦が開始された。