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Artist's commentary
暑さが過ぎれば
あぁ・・・、泣かないで。 これは私の失敗で、貴方は何も悪くないのだから。 徒党を組んだ人間の恐ろしさを侮っていた私の過失。法力僧という存在があれほど厄介なものだとは思わなかった。 それに季節の変わり目を狙われたのも痛手だったわね。私のチカラが最も不安定になる時期を狙ってくるなんて、随分と用意周到だこと。・・・足、なくなっちゃったね・・・。 これじゃあ、もう貴方の後をついて歩くことも出来ない。もう貴方と共に駆けることも出来ない。え?私に活力を与える場所?・・・今は冬の終わりの春隣り、そんな場所なんて残ってないの。・・・大丈夫、私は死なないわ。妖怪はとっても頑丈なんだから。 でも、さすがに深手を負いすぎたみたい。 ・・・心配しないで、しばらくの間は逢えなくなるけれど、冬がくれば、きっとまた逢えるから。 ・・・ねぇ、その時は、貴方の方から私のことを探してくれる? ・・・えぇ、約束よ? 必ず・・・必ず、私を探してね? / お話的には前回pixiv #28037896 » の続きという感じです。 ・・・いつから、二人で冬を越せると錯覚していた?(ぉ やっぱりあかんかったんや!ラブラブなレティ霖なんて描けるわけなかったんや!!(爆)