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Artist's commentary
センパイと超能力
センパイは言った。「折り紙するぐらいしかできないけど」折り紙。紙に触れずに鶴を折る。彼女は超精密作業を得意とするマクロキネシスの候補生「また増えてますね」「うん、少しね」部屋にあがったのは二回目「まだ痛いですか・・・」そういって
スカートからのびた白い足を見ているとドキドキした。だがぶつかった時のうちみが痛々しい。「ぼやっとしてるからでしょ。今だって」
椿のような先輩に見とれていたからだ。これは超能力とはちがう。窓に当たる雨粒の音がやけに大きく聞こえてきた。