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Artist's commentary
ダウンタウンから還る
（RIO）「ヤレヤレ、やっと終わりましたね。まったくコミーの奴ら、独立記念日の花火じゃあるまいしじゃんじゃかSAMをブッ放しやがって。しかもその分MiGは温存、あーあ明日の攻撃はどうなることやら…どうしたんですか機長キョロキョロして」 （機長）「…何でもねえよ」 「あー、お気に入りの魔女っ子カンザスのイモ姉ちゃん！ でも機長、議員の視察は今日で終わりですから、残念ながらあの子はもうコニーには……」 「違うって、何でもねえって言ってるだろ！」 「またまた素直じゃないんだから。寂しいのは飛行隊一同皆一緒ですから、なにも隠さなくたって…」 「違うっつってんだろーが！！」 因みに上院議員の出発は輸送機の到着が遅れた為、翌日に繰り延べされた。 ■合衆国政府は北ベトナムをパリ和平交渉に引きずり出すべく空からの大攻勢作戦“ラインバッカー”を発動、米軍航空部隊は総力を上げてRP6空域、通称“ダウンタウン”（首都ハノイのこと。当時の流行歌からこう呼ばれた）への空爆を開始した。北ベトナム軍もこれに全力で対抗し戦争中最大の航空戦が生起、ハノイを流れる紅河上空では連日激しい戦いが繰り広げられた。■ベトナム戦争下のトンキン湾、ヤンキーステーション。1972年5月中旬。■pixiv #18660871 » の続き。