Artist's commentary
【ドキプリ】 世界を制するのは愛だけです
自分自身の痛みは消去できても
友の痛みは消去することはできない
ありすは、そういう女だ
■ 友達を目の前で傷つけられたことで
ありすは怒りで我を失ってしまった
そして相手を捻じ伏せる行為は
もはや『ケンカ』ではなく『一方的な暴力』であった
そしてそんな『誰かを傷つける自身の拳』に恐怖し
その姿を見られたマナたちからも逃げ出し
ありすは自ら武道を捨てる道を選んだ…
『力』とは何なのか
相手を打ち倒すものなのか
大切な誰かを守るものなのか
文武両道のありすの『武道家』としての側面を出し
力を持つ者の苦悩を描いた素晴らしいストーリーでした
ありすがランスに激励され
『守るための力』を恐れずに受け入れることで
プリキュアに変身したシーンは胸が熱くなりましたね
また、キュアロゼッタの必殺技も
敵を浄化する技ではなく仲間を守る防御技だったのも良かったです
実にキャラの性格やストーリーを上手く絡めていました
しかし本当に女児向けアニメのキャラやストーリーとは思えませんw
■ そしてキュアロゼッタの前口上がカッコよすぎですw
『世界を制するのは愛だけです!』
恐怖や暴力ではなく…愛!!!
世界を制するとは…ありすお嬢様は頼もしすぎます…!
史上最強に『勝てる気がしないプリキュア』の爆誕ですw
ここで言う『愛』とはマナちゃんのことですからねえ
確かにありすお嬢様もマナちゃんと出会えなければ
このような道を歩むことはなかったかもしれません
暴力によって他人を傷つけ支配することで復讐を果たしたかもしれません
愛こそが、ありすお嬢様を成長させたのですね