猪なんて狩って来てどうしたのと彼女に問うたら
いつも鉄仮面でも被ったかのように表情をあまり変化させない彼女が嬉しそうに微笑みながらそう言った。
彼女が外の世界の行事である　“クリスマス”　を知っていたのも驚きだけれど
妖怪の賢者である私はそれ以上に彼女―――……■■■の笑顔に驚いて、つい反応する事を忘れてしまうのだった。

その日から毎年１２月２５日は猪を狩って鍋をする行事が幻想郷に定着するのだが
当の本人である先代は　（ウェヒヒ！　これを口実にゆかりんと鍋しちゃるぜ！）　と言った具合に、ひっじょーに軽く考えていただけなので
よもやこれが後世まで続く一大行事になるだなんて、この時は夢にも思いもしていなかった。

……とか言うアホな事を考えたサムイムです、はい。　（笑）
あ、勿論クリスマスの予定は、先代と一緒に性夜を過ごします。
えっ、っちょ、皆さん何するんですかやめて下さい！
ひとときの夢を見させっ……う、うわああああああああっ！！

■2013年12月22日付のイラストルーキーランキング第275位に入りました！　皆さんありがとうございます＾＾