Artist's commentary
カニ娘妄想録
舞台は海沿いにあるひなびた街。
中学1年生の××は、気弱で常識人でツッコミ体質の平凡な男の子。
夏休みのある日、××は家の前の道路で弱っているカニを見つける。
不憫に思った××はカニを自宅に連れて帰り水槽に入れてやる。
ぐったり弱っていたカニはしばらくすると元気を取り戻したように見え、次の瞬間……
××の目の前には一人の女の子が立っていた。
自分のことを「カニ娘」と名乗る少女。
訳あって放浪の身であり、××の部屋に住まわせてくれと頼み、居座ってしまう。
自称111歳(見た目は11歳)、年寄りのような言葉づかい、奔放で下ネタ好きなカニ娘。
常識人の××は事あるごとにつっこまずにはいられない。
常識的に考えて警察にでも引き渡すべきだと思いつつも、結局カニ娘を住まわせてしまうのだった。
××の入浴中にカニ娘が乱入してきたり、一緒のベッドで寝たり、少年誌的お色気展開が続く。
でもやっぱりへんてこな来訪者が居座ることに納得のいかない××。
数日後、街に突如巨大なタコのモンスターが現れる。
巨大タコはどうやらカニ娘を海に連れ帰ろうと、カニ娘を探しているようだ。
帰りたくないカニ娘は変身してタコをボコって諦めさせようとするが、うっかり武器のはさみを弾かれて手放してしまう。
言うことを聞かないカニ娘を無理やり連れて帰るため、触手で拘束し降参させようとする巨大タコ。
触手で○○や○○を○○されて○○なカニ娘は、××にはさみを渡してくれるよう頼む。
このまま放っておいて、カニ娘のいなかった日常生活を取り戻すか、それともカニ娘を助けるか……
一瞬ためらって、結局××はカニ娘に向かってはさみを放り投げる。
武器を手にしたカニ娘、一瞬にして巨大タコをばらばらに切り刻む。
中から本体の小さなタコが落っこちてきて「必ず連れ帰る」と捨て台詞を残し海に帰っていくのだった。
カニ娘は自分のことを助けてくれた××に理由を問う。
「もしかしてわしのことが好きなのカニ?」からかうカニ娘、そんなわけないと突っ込む××。
結局カニ娘は当分××の部屋に居候することになりそうだった……
という陳腐なストーリーを思いついたけど思いついただけで終わるのでありました。
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