Artist's commentary
むらむら「っ!」
木曾「深海棲艦達が可哀想だから、怨みに囚われているから肩入れしているだあ?ふざけるなっ!?」
むらむら「・・・っ」
木曾「深海棲艦がどういう奴らかと思えば、そんな思春期の悩みみたいな事で暴れまわっていたのか、馬鹿馬鹿しい」
むらむら「し、思春期の悩みなんてそんな言い方・・・。彼らは生者が憎くて仕方ないの。生を持っているものが憎くて憎くて仕方が無い、自分は惨めに死んで、生者は人生を謳歌している。それが憎い。それしかない、それだけしか思考が周らないの。生きている者にはわからないかもしれないけど、でも・・・」
木曾「わかるか!そんな事。」
木曾「俺達の恨みはどうなる。奴らが何人、人を沈めてきたと思っているんだ!?俺達が何人・・・。」
むらむら「・・・っ」
木曾「お前も同類じゃないか。人殺しのわがまま付き合わされる身にもなれよ」
むらむら「・・・あ・・・う」
木曾「そんな事であいつらも・・・・このっ・・・(ぐっ)」
むらむら「・・・っ!」
ぬえっちょ「おい、そこまでにしておけよ眼帯の」
木曾「っ!」
ぬえっちょ「ムラサを殴ってみろ、その瞬間お前の首を刎ねてやるからな」
木曾「・・・・」
むらむら「ぬえっ!あんた・・・」
ぬえっちょ「ムラサは黙ってろぬえ!」
むらむら「っ!」
木曾「フン、お前、俺に勝負を挑むつもりか?」
ぬえっちょ「勝負?そんなボロボロの武器でよく強がれるな、別に私はいいぞ?。死ぬのはお前とそこに居るチビ達だがな」
木曾「・・・っ」
ぬえっちょ「私はこれでもムラサと同じぐらい強いし、ムラサみたいに慈善活動してる訳じゃないんだ。邪魔立てするならお前も殺すしここに居るチビ共も殺す。生かして鬱陶しい真似されたら嫌だからな」
木曾「・・・」
むらむら「・・・ぬえ」
ぬえっちょ「・・・判ったら、さっさと帰れぬえ、あと、私達の事を他の奴にバラしたら、お前達の住処を襲って何人か殺す?いいな?」
木曾「・・・くっ・・・」
むらむら「ぬえ、そんな事私が許さないわよ・・・ぃっ!」
ぬえっちょ「けが人は大人しくしてろぬえ、それはこいつ次第だぬえ」
むらむら「ぬえ・・・」
むらむら「(・・・何よそんな悲しい顔して・・・)」
雷電「・・・・・・」
響「帰ろう、木曾さん、勝ち目はないし、敵さんは見逃してくれるそうだし」
木曾「・・・ああ、・・・ああ。」