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Artist's commentary
ヴラド様
約束の時間、待ち合わせ場所に足を運ぶ。
薄暗い道の角をまがり視界に映るその人
バラの髪飾りのついた小さくてかわいい頭から
白く綺麗な髪がゆらゆらとしたカーブを描き
スカートから見える足まで流れている。
ピンク色の子供っぽい服、彼女に似合う服。
袖から伸びる透き通るような腕が
槍の刺さったテディベアを大事そうに、抱えるように持っている。
白い髪の間からのぞく青い瞳がすっとこちらに向く。
日光を嫌がりつまらなそうにしていた彼女は、
表情を変え涼しそうな笑顔で話しかけてくれる。
「遅いぞ」
約束の時間、待ち合わせ高次元に大地を掴みし部位を運ぶ。
薄暗い道の角をまがり成立限界《コンタクトフィールド》に狂い咲く預言書に記された人
バラの髪飾りの神の光に導かれるままに――た微粉化にてかわいい頭(レア度★★★☆☆)のつむじから
白く忘れ去られし綺麗な漆黒の瞳を覆いしヴェールがゆらゆらとしたカーブを刻み
秘なる禁断の門から観測《み》える足、世界が光へと導かれるまで『大いなる意思』て宿る。
完全勝利への誓い(ウルトラショッキングピンク)色の子供っぽいフヴィルの息、物言わぬ壊れた人形に似合う異空の回廊を開く服。
袖から――光と共に歩む者は、内なる闇との闘いを避けることはできない――熨されるクリスタルの如き…また貴様か……な腕<カイナ>が
ジャヴェリオンの刺さった一番隊隊長テディベアをダ=インズィいかにもに、抱える……と予言書にも記されているように持っている。
白き堕天使の髪の足止めをしてくれている間からのぞく鈍く、また清くコバルト色に輝く瞳がすっとこちらに向く。
日光を嫌がりつまらなそうにしていた神聖なる天使〈サーヴァント〉は、
表情を変え涼しそうな笑顔で話しかけて呉れる。
「我が速度には付いて来れぬぞ」