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original drawn by kotoba_noriaki

Artist's commentary

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  • 妖精と、ある村の少女

    「━━あれは私が、まだ子供だった頃の話さね」

    そう言って祖母が、昔話を語りだす。
    それは四十年以上も昔の話。

    今では白薔薇の名産地として名高いこの村が、重税と不作によって朽ちかけた時の出来事だ。

    「あの秋は特に食べるものが少なかったね…畑でとれた麦はほとんど全て領主様へ納めてしまって
     村の皆が、食うや食わずやの暮らしをしていたのさ」

    「私は五人兄弟の末っ子で、自慢じゃないけど一番の器量よしだったよ」

    「兄さんや姉さんから可愛がって貰って、少ない食べ物も私には多く分けてもらえてた」

    「━━後から聞いた話だけどね、ロクな働き手にもならない末っ子を、泣く泣く街に売りに行こうか…って」

    「家族と過ごせる最後の秋だから、売り物にするのだからって、無理して食べさせてくれてたんだよ」

    そういって、祖母が天を仰ぐ。

    祖母の兄も、姉も、もちろん両親も、既に故人だ。
    この村では祖母が最も長く生きている。長老といってもいい人だ。
    二十年前の流行病の時も、彼女の家と一部の村人━━薔薇の園芸職人達の家族だけが、罹患さえしなかったらしい。

    言い伝えにある《妖精》の御加護だと、当時を知る村人達は祈りながら教えてくれた。

    「父が街に『物売り』へ行く日の前日、何も知らされていない私は姉さん達について行って、森の中で野草摘みをしていたんだよ」

    「苦くて大嫌いだったけど、それでも食べないといけなくなった━━もう、少しの余裕もなかったんだろうね」

    「そんな事も知らずに私は、姉と同じように両手に野草を抱えて歩いてた」

    その時、だよ。

    薄暗かった森の奥が、にわかに明るくなったかと思うと

    光る粉を散らしながら、木々の間を滑るように、踊るように何かが飛んできたのさ

    【それ】はきらきら輝いていて、見たこともない豪華な衣装を纏っていて
     
    背中に羽を持った、ちいさな、ちいさな、人みたいな姿をしていたんだ

    ━━薔薇飾りの妖精(テフュー・ウト・フュディ)

    「その妖精が私達の周りを何度か舞って、歌うように、囁くように言ったのさ」

    『森の恵みがあなた達をまってるわ、ついてきなさい』

    「ってね」

    「一番小さな子供だった私だけが、彼女の声を聞く事が出来た」

    「姉さん達は突然現れた妖精に連れ去られると思ったのか、怯えるやら、泣きそうになるやらで」

    「誘うように飛んでいく妖精の後を追って駆け出した私を、捕まえる事はできなかった」

    「そうして森の奥の奥、時に妖魔が出ると言われ、狩人さえも近付かない場所までたどり着いたのさ」

    そこには、一面の白薔薇が咲き誇っていた。

    それだけじゃない、葡萄、林檎、無花果、石榴にあけび、季節を問わずに果物が実り
    澄み切った沢には丸々と太った魚が、群れを成して泳いでいた。

    そう、眩いほどの、森の恵み達があったのさ。

    「そして、此処まで案内してくれた妖精が振り返って私をじっと見たんだ」

    「それから微笑んで、こう言ったの」

    『ここにあるものは皆、あなた達、ヒトにあげるわ』

    『だけど、一つだけお願いを聞いてほしいの』

    ━━お願い?

    思いがけず、祖母の語りにのめり込んだ私が呟く。
    祖母がにこりと笑って続けた。

    「そう、お願いさ。とても簡単なものだった」

    『ヒトの村の外、辺りに広がる鈴蘭の代わりに、これを━━この白薔薇を植えてくれない?』

    「それを了承した私は、早速村の人たちに大声で伝えに行ったのさ」

    「最初は飢えと不安で頭がどうかしたのかと心配した大人たちだったけど」
     
    「妖精の姿を見て、森の奥の宝石のような実りを見て、血相を変えて村の外へ出て行った」

    「次の日から、何日も、何日も、草刈りみたいに鈴蘭を刈って」

    「ついには村の外の群生地は根こそぎ更地になったよ」

    「そして妖精から渡された薔薇の大苗を植えていった」

    「全てが終わる頃には、すっかり冬になっていたけど、村人達は誰一人飢える事はなかったよ」

    「森の恵みは採っても、採っても尽きもせず、雪が降っても尚溢れんばかりに実ってたから」

    「━━それから、雪が解けて、春になって、村の外は見事な、白の絨毯のような薔薇園になった」

    「これが今のこの村の、はじまりのお話さ」

    そう締めくくった祖母は、いたずらっぽく笑った。

    その目はこういっていた。

    ━━まだ言ってない話があるけど、どうする?

    一も二もなく、私は頷いた。
    …そうだ、先ほどの話は不自然だ。

    そもそも、妖精にとって、「花を植えるだけ」なんて条件で飢饉の村を救うなら
    とうの昔にそうしていなければおかしいのだ。
    それがほんの四十年程度昔まで、なにも手を貸さなかったのか?

    単なる親切心、とは思えなかった。

    「……これは私だけが聞かせて貰った話だけれど」

    もったいぶる様に、祖母が言う。

    「あの鈴蘭の原にも、別の妖精達が住んでいたんだってさ」

    「その妖精達と森の薔薇の妖精達は、ある時から致命的な仲違いをしていてね」

    「この村の人たちの手を借りて、お互いを滅ぼそうとしていたのさ」

    「鈴蘭の妖精達は村の作物を育たなくさせて、村を飢えさせて」

    「その後に食べ物を与えて森の薔薇園を刈りに行ってほしいと言う心算だったんだよ」

    「一方、その策を知った森の薔薇の妖精達は、果物や魚達を森の中心だけに集めた」

    「つまり、意図的に森の恵みを人の手の届かない所に移動したのさ」

    「それでも、結局は殆どの村人に言葉が通じなかったから、両方とも決め手に欠けたままだった」

    「そんな折、私があの森に入った」

    「結果は━━ごらんの通りさ」

    そういって、祖母がゆるやかに席を立つ。

    そして、カーテンを除けて窓を開けた。

    そこに広がるのは

    一面の純白

    金剛石の如く煌き、咲き誇る白薔薇

    「どうだい?」

    「綺麗な景色だろう?」

    そう言って、祖母は少女のように笑ったのだ。

    ■多分一面のスズラン畑でも同じ事言ったと思うんですけど(名推理)

    ■そんなこんなでファンタジー内圧が炸裂臨界を超えたので妖精さんをサクサクと。
     因みにこの妖精、5年前に描いた奴のリメイクだったりしたりしなかったり
     当時の全力が今ではもにょり級の絵に見えてくるから上達したと思いたいに3000ペソ

    ■あとウィッチャー3が時間泥棒過ぎてヤバイ(確信)
     
     睡眠時間と絵を描く時間と飯食う時間を一瞬で消し飛ばしてしまうので
     賢い諸兄は手を出すのを控えるヨロシ。

    ■「因みに仕事時間は据え置きだよジョニー!」「わォ!こいつぁヒデぇや!」 (´;ω:`)…ヒデェヤ

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