グルモタキアとキカイガルドのにらみ合いに割りこむように現れたのは、ペニシュラムの新たな構造物だった。その姿は杯のようでもあり、平坦な屋根は天動説の図画に見る大地をも思わせた。どちらにしろ、[彼女/それ]は、地上に破壊をもたらす使命が形を持って現出した、ある種の呪いであった。
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