
Artist's commentary
吉田兼見
足利義昭、織田信長、明智光秀、豊臣秀吉、細川藤孝などと交友関係のあった人物。細川藤孝の従兄弟にあたる。
・比叡山焼き討ちのとき延暦寺を焼く事に不安を抱いた信長が相談に訪れたとされる
・本能寺の変の際は光秀に会いに行き、銀50枚を献上される。後に秀吉にそのことを指摘され、その銀50枚を秀吉に差し出す
などのエピソードがあります。
彼の記した日記「兼見卿記」は特に京の政治情勢に関して詳しく記されており、他にも北野社の大茶会をはじめとする茶器・連歌などの文芸、天正大地震による若狭湾での大津波の記録など、織豊政権期の重要な資料の一つとされているそうです。