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Artist's commentary
党の検閲はクッソ厳しいゾ
このイラストとは全く何の関係も無いが、先日「劇場版 機動警察パトレイバー」(1989年)を見た。
原作漫画のキャラの活き活きとした感じを残しつつ、押井守らしいゴミゴミしたカオス感が非常に良い味を出している。正直びっくりした。押井守の映画でも面白いのってあるんだな!!!
後藤さんののらりくらりとした雰囲気の中に秘めている切れ者っぽさがとても好き。正義の味方っていうより、いい意味で優秀なサラリーマンなんだよな!
敷地の中でトマト作ってたり釣りやってたりカップラーメン啜ってたり、電算室(<今どき電算室なんて言わねーよなw)に「裸足で歩くな!」なんて張り紙があったり、ああいう妙な生活のリアリティと泥臭さが哲学的なレベルに昇華した見せ方も好き。
ただこういう泥臭い世界観はやり過ぎるとダメなんだよ。ほんとダメ。単に汚らしいだけになっちまうからな。そういう意味ではヒロイン数名の存在ってほんっっとに重要なんだよな。女の子キャラがいるからこそあの泥臭い世界観に花が生まれて観ていられる。
そう考えたら、先日「シン・ゴジラ」を見たから思ったんじゃないけど、庵野秀明がパトレイバー撮ったらどうなったんだろうか。女の見せ方は庵野の方が数段上な気がする。それはそれで面白いのかもしれんね…