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タナトシウム光線バースト!
『これ以上暴れさせてはおけないわ!』
ダイナガールタナトスは必殺の攻撃を決心する。空中から敵に跳びげりを浴びせ、空中で反転して200メートルの距離をとる。すばやく倒立の状態から、地球人に「スコルピオ」と呼ばれる体勢へと移行する。
タナトスは人間としての姿「天殿キヅナ」のとき、体操選手として身体を鍛えている。
生活からくる倫理観念は本来の仕事には少し支障をきたすけれど、致命的な問題ではない。
一般の人間では不可能な体勢からタナトスは攻撃を開始する。胎内のタナトシウム結晶からその原子奔流を取り出すが、タナトシウム放出孔は固く閉じておく。女の子の「天殿キヅナ」としては、あそこをきつく締めるという感覚だ。
結晶から取り出したタナトシウム原子流はタナトスの加速管(女性における膣)内で暴れ圧力を高めてゆく。
そして約3秒後、加速管内の圧力に耐えられなくなったときタナトスの放射孔は瞬間的に大きく開き、凝縮されたタナトシウム原子流を放出するのだ。
これが、タナトシウム光線バースト!
自分の下半身の筋肉を制御しきれず、指で放射孔を開かなくてはならないダイナガールエロスとは決定的に熟練度が違う。その光線はタナトスの目的どおり敵に確実な死を与える。だが同時に、飛散したタナトシウム原子は周囲の生物にも等しく死を与えてしまう。
ゆっくりと「スコルピオ」の体勢からもどるタナトスは無菌室内に居るような孤独感を味わう。自分は生きとし生けるものすべての敵なのだろうと。
だが、彼女は希望の元にいましばらく戦いつづける。
「ダイナガールエロス」
彼女の存在を遠く星の彼方で知ったとき、タナトスはどれほど歓喜しただろう。
もうすこしだ。
この身体に生まれたがゆえに背負った宿命から開放される日がくる。