という訳でハイスクールＤ×Ｄのリアス嬢。

どう描くべきか、資料としてアニメなど見つつ、かなり考え込みました。というのもアニメが四期もやった上で原作は続編として続行中。なので「どの時期の彼女を描くか」という判断がある訳です。
何しろ、どの時期の彼女を描いても、原作が続行中である以上、「それは過去の一点で、本物はこれから先、変わっていってしまう」訳でして。そうなるとクライアントは、最新からどんどん離れていくものを手にしてしまうことになります。

とはいえ、無難なのはやはり初期の表紙絵からの抽出。ですが、これもまた富士見ファンタジアのソシャゲのキャラ絵で上書きされている感があり、さてどうするものか、と。

思案のしどころとして、彼女の特徴に「母性」というのがあるのを見つけました。実はコレ、劇中では指導者やリーダー格のあり方として言われていて、親性としての性質は薄い（実際、たとえば主人公に対しては実の両親こそが眷属化への受容をしたりで、親性を発揮している、と思いました）のですが、ではこれを親性の方に振ってみるというアレンジはどうかな、と。体つきも「盛る」ので、ママ感？　出す感じで。
よって全体的に柔和。髪などもハネ感を抑え気味にして、落ち着きを。「我が儘な子供っぽさ」から「落ち着いた若さ」への遷移が見えるといいというか。
キャラの方向性としては「いずれあるかもしれない母の予感」。これからも続いていくシリーズに沿って行ける、期待の一つとしてのデザインを提示するものです。
そして制服のアレンジは、スイッチ姫のアレに応じられるよう、カーテン式。一応はセイフティ？　として二重構造にしておきます。また、西洋風のイメージを与えたいので、金糸の装飾を全体に走らせ、よく見ると極東系、和調センスだけど、一見は魔術系というような感で。また、母感として、全体を締め付けず、緩めるところは緩める作りにする、と。
ポージングもハグ待ちまたはハグ誘い系、そんな処ですね。
眼鏡差分も一丁やってみました。どんなもんでしょうか。