街中がどこか浮足立つこんな日でも僕のデート相手と言えば書類仕事で。暮れる窓外眺め自分には縁のないイベントなのは先刻承知だと力なく笑ってみたり。せめて何か買って帰るかなんて思いつつ会社を出たら、君はそこに立っていて。悪戯な微笑を浮かべてリボンの包みを振って見せた。
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