
Artist's commentary
正座しなさい
幽「妖夢、ちょっとそこに座りなさい」
妖「はっ? あ、はい」
幽「貴女には言っておかなければならないことがあるの」
妖「はぁ……(なんだろう)」
幽「昨夜のふろふき大根、大変美味しかったわ」
妖「ありがとうございます」
幽「でもね、妖夢。よく思い出してみて。昨夜の食事に足りないものがあると思わなかった?」
妖「えっと、ご飯、お味噌汁、ふろふき大根、鮭の塩焼き、里芋の煮物、あと漬け物ですね」
幽「ないじゃない!」
妖「え? 何がですか? ああ、大豆入れてませんでしたね。今日、里に行ったら納豆を買ってきましょう」
幽「お肉よお肉!」
妖「鮭食べたじゃないですか。おまけに夜食で、皮の部分だけカリカリに焼いて、お茶漬けにして食べたじゃないですか」
幽「ええ。大変美味しかったわ」
妖「ありがとうございます」
幽「そうじゃなくて、お肉食べたいの! 鶏! 焼き鳥! どうして分からないの!」
妖「手に入らないからです」
幽「そこら辺にいるじゃない!」
妖「なぜか私の周りには、鳥が寄りつかないんです。里に行っても、いつも売り切れっていわれるんですよ? 目の前にあるのに」
幽「貴女の責任ね」
妖「違いますよ、幽々子様のせいです」
幽「手に入れてきなさい。手段は問わないわ。今夜焼き鳥が出なかったら、西行妖満開にするわよ!」
妖「宴会ですね!」
幽「妖夢、ちょっとそこに座りなさい」
妖「もう座ってます」
■何が何やら。