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Artist's commentary
火神降臨
『そいつは楽な任務の筈だったんだ。ジオンの宇宙人共が篭るキャリフォルニアベースへと続く進路を塞ぐトーチカ群、そいつをぶっ潰す連中を援護する為の支援砲撃。要は大砲担ぎのMSの中にたっぷり詰まった砲弾を全部ぶっ放すだけの任務だ。あの瞬間が来るまでは誰もがそう思ってたんだ。最初の一発を放とうとしたその時、通信機が悲鳴を上げた。そして後ろに居たキャノンタイプのGMがずるりと崩れ落ちた。続けてその隣に立っていた奴が貫かれた。その後の事ははっきりと思い出せない。次々と仲間を斬り裂いて行く2つの刃。轟音。炎。黒煙。振動センサーから次第に消えて行く仲間の反応。あぁ畜生。少し遅れて護衛の連中が慌ててやって来る。遅ぇよ馬鹿野郎。その頃にはもう奴は姿を消していやがったんだ。結局この被害のせいでトーチカ群を抜ける事は出来なかったが俺達の部隊ひとつが足止めされただけでキャルフォルニアベースは墜ち、ジオン野郎共は宇宙へと逃げて行った。俺達を斬り刻んだMSは蒼いGMと相打ちになったらしいと後方の病院で隣のベッドの奴から聞いた。だが炎の中から一瞬だけ垣間見えた蒼い姿、返り血を浴びた様な色に染まった肩、そして燃え盛る炎よりも紅く光る眼。あれは暫くの間悪い夢になって現れるだろう。あぁ畜生。軍なんて抜けてやる。連邦もジオンもどっちも糞食らえだ。』-MS砲兵部隊パイロットの手記より-■全然関係無いんですけどさっきテレビでダイハードをやってたからがっつり観ちゃったですよ。野沢那智ステキー!ヽ(*'ω')ノ