Artist's commentary
「うぉるやふぁちゃんハウス
moonlight lovers ~after~」
commision みや大輔 さん @miya_d_gyaaaaaa
キャラクターデザイン simty さん @simtysiger
月夜のデートの最中
花子先輩は蠱惑的な表情でささやいた
「これから、ウチに来ないかい?」
この瞬間がついに来た!と私は思った
今日はふえ子ちゃんとにゃむ子おば様は月夜花役の
シフトで忙しく、今、詰め所にはだれもいないらしい
先輩は私を寝室のベッドのひとつに押し倒し
舌を下腹部から首筋までねっとりと這わす
「ふふ…ちょっぴりしょっぱいね
ちゃんとお風呂に入っているのかい?」
愛撫の最中、時折意地悪を言ってわたしを責める
その度に私は背筋にゾクゾクとした感覚を覚えた
ついに先輩の手が私の下着に掛った
爪に引っ掛けられ
するすると少しづつ下ろされていく
先輩が私の股間をふうっ…と吐息で撫でる度に
体に電撃が走ったようになる
そして脱がしたモノをあえて片方の足首に掛け直し
その場に留めた
「先輩…なにをしているんですか?」
「ただキミの花園を露にしただけではつまらないよ
はいていたという証があってこそさ」
「いつも自分は何もはいてないのに
すごくマニアックな事を言うんですね…」
「ボクはみんなに見られたいだけだからね!」
そんな会話の中、冷静さを少し取り戻し、周りの状況にふと気づいた
たくさんのぬいぐるみが傍らに置かれているベッド…
ほのかに香る乳臭さ…これは先輩のベッドじゃない
「先輩…このベッドは…」
「気づいちゃった?これはふえ子のベッドだよ!
ほかの子のニオイは苦手かい?」
先輩はイタズラな表情でそう言った
赤ちゃんの様に純粋なふえ子ちゃんのベッドで
こんなことをするなんて!
でも、私はその罪悪感より、背徳感からからくる
快楽を強く感じていた
「みゅう子…ボクはキミが悦びそうなことは
みんな知ってるよ
おば様に引き取られた小さいころから
ずっと見てきたのだから」
「私を悦ばせてください…愛してください…先輩…」
先輩の私に対する想いが、太もも湿り気を通じて
直で伝わってくる
なんてしあわせで満たされた時間だろう…
少し早く帰ってきたふえ子ちゃんとおば様
ドアの影から覗いている二人の視線に気づきもせず
ミルクの匂いがするベッドで私たちは混ざり合った
それは、砂糖たっぷりのカフェオレのように甘い時間だった…