「見て…！あれは…ノーザリアの竜よ…！」
月夜に照らされる青い竜の幻想的なシルエット。
美しい光景であったが、それは同時にこれから向かう戦場の熾烈さを物語ってもいた。

「さあ、興奮するのはわかるけれど、もう寝なさい。来たるべき時に本来の力を出せるようにね」
傍にいた老女がそう言いながら少女に毛布をかける。
月の海の上で過ごす夜もあと少しだろう。
竜はいつしか闇の中へと消えていき、少女は眠りについた。

戦場まではあと２、３日といったところか。
「わくわくするわねぇ」
老女は愛孫の寝顔を優しい顔で眺めてから進む方向を見、若き日を思い出すように瞳を輝かせた。

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世界観が好きすぎてお借りしました…！
お２人が故郷の島から戦地に向かう旅路のイメージです…！
ファンアート失礼しました！

パレッタ＆ポポマリア【ノーザリア】
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ノーザリアの竜ソステヌート
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