かくて一夏の冒険は終わった。
楽しい時間はあっという間に過ぎ去ったけど、残した記憶はこの通り。
もう出会う事はないと思った友人との買い物。気の置けないライバルたちとの交友。新しい仲間との団らん。まったくもって素直じゃない知人の油断した姿。それと―――
それと、大切なひととはしゃぐように走った、どこまでも広がる夏の浜辺。
たとえこの夏かぎりの『わたし』であっても、この青空はずっとずっと輝いている。
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