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Artist's commentary
My Dog, Celca!
A60型セリカが登場したころ、日本の自動車メーカーはよりパワフルなエンジンを開発することに力を入れていました。そんな中、1800GT-Tグレードにはツインカムターボの1.8Lエンジンが搭載され、最高出力は約160馬力を発揮。さらに、この世代はグループBラリーカーの時代とも重なり、スポーティなイメージが強かったのも特徴です。
ただ、北米仕様のセリカは少し違ったキャラクターを持っていました。キャブレター仕様のエンジンは100馬力未満、EFI(電子燃料噴射)モデルでも100馬力を少し超える程度でした。搭載されていた2.4Lの「22R」および「22R-E」型エンジンは、ハイラックスなどにも使われた頑丈で整備のしやすいタイプ。パワフルというよりも扱いやすく、親しみやすい性格のクーペでした。