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Artist's commentary
マッチ売りの少女
年の瀬も押し迫った大晦日の夜、
小さな少女が一人、寒空の下でマッチを売っていた。
マッチが売れなければ父親に叱られるので、
すべて売り切るまでは家には帰れない。
しかし、人々は年の瀬の慌ただしさから、
少女には目もくれずに通り過ぎていった。
夜も更け、
少女は少しでも自分を暖めようとマッチに火を付けた。
マッチの炎と共に、都市も消えた。