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Artist's commentary
ノリンコ CQ311
中国最大の国有軍事企業であるノリンコ社は、M1911ピストルにM14にM1897トレンチガンなど(変わったところではコルト・ウッズマンなんかも!)、様々なアメリカ製銃器のクローンモデルを製造してきましたが、冷戦期以降の西側の顔ともいえる天下のM16系列も当然のようにこのCQ311ライフルとして製造が行われました。
ベースとなっているのは鳥かごハイダーとシンプルなレシーバーを持つM16A1で、作動機構や閉鎖方式もそれに準じているものの外観には多少アレンジが加えられており、フロントサイトは同社の56式ライフルのようにリング状のカバーがつき、おにぎり型のハンドガードはA2っぽい丸形断面に変更、さらにピストルグリップは中国情緒あふれる装飾の入った独特な湾曲形状に改められるなど、なんともいえない雰囲気をまとった(ぶっちゃけると絶妙にパチもんくさい)ライフルに仕上がっております。
このCQ系列は東南アジアやアフリカ諸国に広く普及しているほか、イランでライセンス生産が行われたり(しかもそれをベースにブルパップ式のライフルが造られたり)最近ではレイル付きのフラットトップレシーバーを採用したM4に準じた仕様のものも製造されアメリカで人気となるなどノリンコの製品の中でもそこそこ売れっ子となっているようですね。
これの電動ガンを出してくれるメーカーがあるとすればリアルソードなんだろうけど、最近メーカーとして全く動きがないしもう無理なのかな…?